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嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

今日まで魔女と戦ってきた自分を泣かせたくない件

嫁を動かす-道は開ける

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ハロウィンになると、オバケがやってくるので家をお化け屋敷風にデコってみたり、オバケの仮装をする習慣が英語圏を中心に広まっていった。

 

日本ではなぜかコスプレをして遊ぶ日になっているようだが、それはそれで面白いから良いとワタクシは個人的に思っている。


さて、今の時期になると街中にはカボチャが溢れてハロウィーンのお祭りシーズンの到来である。我が家でも先日、オバケカボチャのように重い体を動かして、嫁がハロウィンの飾り付けをしていた。

 

脚立に乗った嫁を後ろから眺めていたら、お尻が大きなカボチャに見えてきて思わず撫でまわしてしまった。ゴボウのようにヒョロヒョロだった嫁がいつの間にか立派に成長していたことに時間の流れを感じたアンニョイな秋。


オバケよりも人間の方が怖いことを知って以来、さっぱり霊的な恐怖を感じなくなったワタクシは、故舅氏が息を引き取った部屋で、何も感じずに日々寝起きしている。

 

が、生存している我が家の恐怖の魔女には、震えながら生きている。魔女とは、言うまでもなく姑氏のことであり、彼女は頼まれもしないのにハロウィンの仮装で、いじわるな魔女のコスプレを年中している。

 

この魔女、いじわるなことを飽きずに毎日してくれるので、家の中はいつもハロウィンの楽しい雰囲気に包まれている。顔中にシワのよったコワイ顔をなぜずっとしていられるのか不思議である。

 

ウチの魔女はとにかく仏間にモノを置かれるのを嫌がる。ちょっとカバンでも置こうものなら足で蹴っ飛ばされて隅の方に寄せられる。ワタクシとしては、仏間の仏壇がイチバン邪魔なので、姑氏にお迎えが来たら棺桶に仏壇の解体材を使って一緒に焼き場で焼いてあげようと思っている。


最近ワタクシのやる気のなさはどうもこの魔女が多分に関係しているような気がする。ワタクシにも問題は多々あると思うのだが、どうしても血のつながらない他人のBBAと一緒に住むのはストレスが多すぎる。

 

ヘタをすると後20年も30年もしぶとく生きてしまうかと思うと頭が痛い。老人ホームには入らないとなぜか高らかに宣言している人である。遠いスーパーの10%割引デーにわざわざ自分がナメナメする黄金糖を買いに行かせるなど、介護させられる人の負担をナメているとしか思えない。

 

ふと気が付くと、こんな感じで高度に訓練されているハズのワタクシの精神を魔女が蝕んでくることに気が付いた。アブナイアブナイこれがあの魔女の呪文なのだ。


危険を感じたワタクシは尊敬するD・カーネギー先生の白魔術が書かれた魔法書「道を開ける」を素早く手に取った。そして、必死にページをめくると闇属性の魔術に対抗する呪文が書かれていた。

 

「そはかくのごとし。かくあらざるをえず」

 

<中略>私たちは長い人生を歩むあいだに、どうにもならない不愉快な立場に立たされることが多い。それはどうにもしようがない。選択は私たちの自由である。そういう立場を天命として受け入れ、それに自分を順応させることもできるし、あるいは、一生を台なしにしてまでも反抗し、神経衰弱になることもできる。

 

「道は開ける」128ページより引用

  

なるほど。「BBAはかくのごとし。かくあらざるをえず。」なのだ。よく考えれば昔から小姑鬼千匹なんて言われ、みんな疎ましく思ってきたのだ。

 

BBAもBBAで、伝統的な小姑をしっかりとやってくれているのだろう。ワタクシに苦痛を与えて成長を促してくれていると取ることもできる。本人は、一日中ソファに寝ころんでキャンディークラッシュをしているだけなのだが、そんなことは気にしても始まらない。

 

よく考えれば愛する嫁と行動はほぼ同じなのである。嫁にはそこまでイラつかないのに、BBAに嫌悪感を抱くということは自分の気持ちの持ち様を工夫する余地があるということなのだ。

 

悪さをしたら魔女裁判にかけて火あぶりにすればいいし、自分が神経をすり減らすのだけはやめておこう。


ハロウィンのコスプレは、もともと悪霊や魔女から身を守るために自分もオバケの仮装をするというところから始まっている。

 

ワタクシも今年は魔法少女のコスプレでもして、魔女に対抗しようかと思う。そして、新たな軋轢を生むかも知れないがそれはそれでかくのごとし。かくあらざるをえず。

 

最後にワタクシが心の支えとしている名言を引用する。最近、こんなオチが好き。

「神様でも何でもいい。今日まで魔女と戦ってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を、私は泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、変えてみせる。」

 

 鹿目まどか「魔法少女まどか☆マギカ」より引用