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嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

テーブルの上の片付けをワイフにお願いした件

ビジョナリーワイフ

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これは終わりではない。終わりのはじまりですらない。しかし、はじまりの終わりだとは、たぶん言えるだろう。

 

ウィストン・S・チャーチル

 

アンニュイな連休。ワタクシはゆっくりと起きて食事の支度をしている。愛するワイフと娘はまだ夢の中。ミソ汁のダシを昆布からじっくり取りながらワタクシは幸せに浸っている。

 

トントントン...ネギを切る包丁の心地良いリズム音でワイフが目を覚ましてしまったようだ。

 

「モーニン♡ハニー、もうすぐゴハンができるからテーブルの上を片付けておいて」


次の瞬間、ワイフはテーブルの上のレシートやら体温計やらの小物をすべてゴミ箱に捨て始めた。

 

「ファーーー○ク!」

 

どうやら、機嫌が悪かったらしい。しかし、ワタクシはこのチャンスを逃すまいと、部屋の片隅に放置されているワイフの服がパンパンに詰まった紙袋を

「こちらもお願いします!」

と手渡した。

 

ワイフは紙袋もゴミ箱に突っ込もうとしたが、大きすぎて入らずにゴミ箱が倒れて中のゴミがリビングに散乱した。転がったゴミ箱を蹴っ飛ばして落ち着いたワイフは二度寝のために寝室に戻っていった。


ワタクシは散らかったゴミをこの騒ぎで起きてしまった娘と一緒に片付けながら、幸せをさらに噛みしめていた。 

 

新婚の時は、よくモノが飛んできたものである。ワイフも随分と大人しくなったものだ。さらにワタクシはここ数年の脳内革命により、物事の良い面を捉えて前向きに生きるスベをD・カーネギー先生の元で学んでいる。

 

散らかったびちょびちょのコーヒーフィルターに入った豆の出がらしを娘と拭き取りながら、人生のほろ苦さを味わいつつ、ついでに床掃除ができたと喜んでいた。


しかし、ふとワタクシは疑問に思った。

「このままで良いのだろうか?」

確かに夫婦関係は良好である。しかし、さらに良い状態があってもよいのではないか?

 

良好(GOOD)よりも上のレベル...掃除を済ませて立ち上がったワタクシの視線の先にあった本棚から、ある文字が飛び込んで来た。

 

GOOD TO GREAT ~良好から偉大へ~

 

ビジョナリーカンパニーと題されたその本を手に取りページを開くと、こう書かれていた。

 

良好は偉大の敵である。

 

偉大だといえるまでになるものがめったにないのはそのためである。<中略>

 

偉大な人生を送る人がめったにいないのはかなりの部分、平凡な人生に満足すれば気楽だからだ。

 

「ビジョナリーカンパニー」② 2ページより引用※

 

この本は、ビジョナリー(先見的な)会社の特徴について書かれた経営学の名著である。夫婦関係については一切書かれていない。

 

しかし、偉大となった会社組織がどのように生まれ飛躍したのかについて、徹底的に調査・分析され、その特徴が余すところなく書かれた本である。

 

本を読み進めると、「必要なのは文化であり、暴君ではない」など、問題解決の糸口となるヒントが散りばめられていた。なるほど、今日の場合はテーブルの上が散らかったままでヨシとした家庭の文化に問題があったのだ。

 

このように社会の最小単位の組織である家族についても、応用できる点が必ず見つかるハズである。ワタクシは自分ばかりを自己啓発し、家族単位で偉大になるという視点が抜け落ちていたのだ。


このブログは、ジェームズ・C・コリンズ先生の名著「ビジョナリーカンパニー」を教科書にビジョナリーな家族を目指した旦那の挑戦を記録したものである。

 

ぢゃあ、ビジョナリーファミリーでしょ?とツッコんではイケナイ。ワタクシはワイフを愛している。このブログを読むすべての人にワタクシのワイフはMisery(悲惨な)ワイフではなく、 Visionary(先見的な)ワイフであると証明してみせる。

 

元々、結婚したその日から離婚の話し合いを始めるという「終わりのはじまり」から始まった夫婦である。このシリーズを書き終える頃には、偉大な家族への「はじまりの終わり」と言えることを確信している。

 

困難な挑戦となることは百も承知だ。そう、偉大な組織は良好に満足せず、困難を乗り越え続けて偉大になっていったのだから。


※原題「GOOD TO GREAT」、邦題「ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則」。引用時は省略して表記します。