嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

心に付いた輪ジミをトイレ掃除をしながら落とした件

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最近、ワタクシの息子がただれて痒いことがある。以前、嫁と愛を紡いだらブツブツになるという話はしたが、それとはまた違った痒さだ。

 

よくよく考えると、この前、ウンコをしている時におつりが跳ね返ってきて、息子に水しぶきがかかって以来、なんだか痒くなった気がする。気のせいだろうか?


先日、我が家のトイレの便器の中に、見慣れない青いゼリー状のスタンプが押してあるのを発見した。よく見ると、たまにCMをしている掃除をしなくてもトイレがキレイにキープできるという洗剤のようだ。

 

掃除嫌いな嫁が、思いつきで買ってきて試しにスタンプを押したのだと思われるが、その位置が問題だった。

 

ワタクシがウンコポジションについた時に、息子が微妙に触れる絶妙なセンター右寄りのポジションにスタンプが押されている。


なので、トイレでエロ動画を見たりなんかして、少し息子が伸びをすると、スタンプに触れてしまうのだ。

 

ごく微妙にしか触れていないと思われるが、敏感肌のワタクシには刺激が強すぎたのか痒くなってしまった。直接触れなくても、おつりの水しぶきで被害を受けている可能性もある。

 

「だから、どうしたの?ビッグベン?」

 

という話なのだが、

 

「リトルベン、ワタクシはウンコみたいな人間だが、菌じゃないんだ。」

 

この問題に際して、またしてもワタクシはトイレでD・カーネギー先生の名著「人を動かす」を手に取った。

 

嫁を説得する十二原則⑨

 

同情を持つ

 

口論や悪感情を消滅させ、相手に善意を持たせて、あなたのいうことを、おとなしく聞かせる魔法の文句を披露しようー

 

「あなたがそう思うのは、もっともです。もしわたしがあなただったら、やはり、そう思うでしょう」。

 

「人を動かす」236ページより引用

ワタクシは、この言葉を頭に焼き付けて、嫁にこの青いスタンプの位置が非常に困ると訴えた。嫁は予想通り、「あっそう」と冷たい態度を取った。ワタクシはすかさず、

 

「あなたがそう思うのは、もっともです。もしわたしがあなただったら、やはり、そう思うでしょう。」

 

と返した。続けて、

 

「そして、トイレでは落ち着いて座ってウンコをしたい気持ちもたぶん同じだと思います。ぜひ、今後は左寄りのポジションにスタンプをお願いします。」

 

と丁寧にお願いした。

 

この物言いで、いつものように嫁から逆ギレされることはなかったが、その後、トイレのスタンプを嫁が押すことはなくなった。

 

本人としては、またしても自尊心を傷つけられたと思ったらしい。


だが、最近は、モッタイナイのでワタクシが安全な左寄りの位置に、我が家のリトルベンこと娘とスタンプを押すようにしている。

 

CMの寺田心君のマネをすると、キャッキャと娘が笑ってくれるので案外楽しい作業ではある。もちろん最後には、

 

「ひどいヨメだ・・・」

 

と妙にリアルなセリフを吐いてストレスをトイレに流すようにしている。


ちなみに、介護施設で一流のトイレ掃除スタッフとして働いていたワタクシからアドバイスすると、こんなモノ使わなくても、3日に1回1分でもブラシと洗剤でゴシゴシやれば、汚れが気になることはない。

 

スタンプを押したくなる人は、汚いトイレを掃除したくないという心理的なバイアスがかかっていると思う。

 

詳しい描写は避けるが、かつて介護施設で想像を絶する戦場を前に、サンポールを手に呆然と立ち尽くしたワタクシは、このバイアスが完全に外れて砕け散っている。

 

明日を違う毎日にするため、自分の心にこびり付いた輪ジミを落とすかのように、使う人に気持ちよく用を足してもらいたいという美しい心を持つと、トイレ掃除が苦でなくなる。そう、あなたは菌じゃないのだから。