嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

愛する人の持っている電子データは見ない方が良い件

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7月も半分がアンニョイに過ぎた。長くロングバケーションを楽しんでいるワタクシではあるが、今週は肉体労働に精を出していた。

 

先日のブログでも書いていたように、嫁の実家の部屋の片づけをひたすら、ただひたすらに続けるだけの日々。うだるような暑さの中、現場監督の姑氏にゲキを飛ばされながら、若くもない体にムチ打って作業を続けていた。


ちなみに、嫁の部屋から出したゴミ袋は10袋以上、雑誌や書類なんかの古紙関係だけでも100キロはあったと思われる。とりあえず、ゴミを出すには出したが、未だに嫁の部屋には手を付けていないお洋服の山で足の踏み場もない状態だ。

 

なぜそんなに時間が掛かるのか?少し不思議に思われる方もいると思うが、この現場、上司が異常にキビしい系の職場である。

 

ブラック企業に勤めていたワタクシはある程度、人格破綻者の上司がいる過酷な職場環境に慣れているが、ここの現場監督はとにかく、ゴミの分別にウルサイ。


通常は麻袋にでもまとめてツッコんで、そこらでダイオキシン上等で野焼きにしてしまえる現場もあるのだが、ここではISOの規定以上の徹底した管理体制が敷かれている。

 

書類の一枚一枚を精査して個人情報が書かれていないか?その場合は、シュレッダーへかけて、再生紙行きは雑誌と紙類に分けて、袋類はビニールとプラに分けてと、すべての分別を徹底的にやらされる。

 

意味の分からない置物とかを一個一個確認して、鉄は資源ゴミへ他は燃えるゴミへと、とにかく神経をすり減らされる。ちなみにポテチの袋は洗ってプラゴミへ。


監督のチェックを潜り抜けてゴミに出しても、近所に住む鈴木のオババ(仮名)なる人物が、わざわざ人の家のゴミをチェックしに来るらしく、一時たりとも気は抜けない。

 

こんなことなら知り合いの廃棄物処理業者のおっちゃんに来てもらえば、ビンから電池、スプレー、自転車、死体まで、なんでも溶かしてしまう溶剤のお風呂にドボンしてくれるのに、少々の金をケチったために、ヒドイ目に遭ってしまった。

 

兎にも角にも、ここの現場は疲れて仕方がない。ワタクシはこの調子では、とても引っ越しが終わりそうにないことに危機感を抱き、D・カーネギー先生の禁書「道は開ける」を早めに手に取ることにした。

 

疲労や悩みの原因となる倦怠を追い払うには

 

私たちの疲労は仕事によって生じたのではなく、悩み、挫折、後悔が原因となっていることが多い。<中略>

 

(好きな仕事をやれる人間が幸せなのは)やる気と楽しさがますます湧いてきて、その分だけ悩みや疲労が少ないからである。

 

興味の湧くところにやる気も生じる。口やかましい女房とか亭主と一緒に一キロ歩くのは、愛しい恋人と十キロ歩く以上にくたびれる。

 

「道は開ける」347ページより引用

なるほど。姑氏の理不尽な指示に対する悩み、片づけをしない嫁を貰った挫折や後悔がワタクシの疲労を倍増させていたのか。

 

確かにワタクシは、趣味でこのブログを書いている今、まったく疲れていない。それどころか楽しくて仕方ない。


そういえば、以前、仕事を頼んだときにゴミ屋のおっちゃんが楽しそうに働いていたことを思い出した。

 

ゴミ屋さんは、重くて臭くてキケンなゴミをダンプに積んで運ぶだけの典型的な3K仕事である。しかし、おっちゃんはゴミの洗濯機を開けてバスケのゴールみたいにして、エロ本を投げて遊んでいた。

 

ダンプにゴミを積むのにも、まるでテトリスをするかのように、うーんチャリはこっち向きかな~と楽しそうに作業をしていた。ワタクシはハッと気が付いた。おっちゃんの性格だと思っていたけど、あれは疲れないためにやっていたのか!


ヒントを得たワタクシは、現場監督をどこまで欺けるか、ゲームを楽しむかのように、プラゴミを燃えるゴミに隠したりして遊びながら作業を進めた。

 

そして、宝探しゲームも同時進行で楽しんだ。元カレとの写真は大量に出てきて楽しくともなんともなかったが、嫁氏の歩んできた人生を証明する遺物も発掘に成功した。

 

ちなみに、笑える遺物の中に、14歳の嫁から20歳の自分へ宛てた手紙があった。どうも中学校の先生が大切に保管して、送ってくれたらしい。その一節には、こんなことが書かれていた。

 

「20歳の私へ 人の痛みがわかる人になっていますか?」

 

マイ・ワイフ著「二十歳の私へ」より引用

 

ワタクシは、人は決して成長しない生き物であることを悟った。14歳の嫁氏へ、君はアラフォーになっても人の痛みがわかる人にはなっていませんよ。そして、その性格はここの現場監督である姑氏の遺伝だと思われます。


というワケで、明日からは鬼籍に入った舅氏の部屋の片づけ作業に入る。事前に現場を確認したら、嫁の部屋と同じく、何も整理されていない状態であった。嫁の片づけをしないクセも舅氏からの遺伝だったのである。

 

ちなみに宝探しゲーム中に発見した1枚のSDカードと2つのフラッシュメモリの中に、決して見てはイケナイ物を発見する事故も発生した。

 

が、ちょっとリアル過ぎるので中身は書かないことにする。唯一の皆さまへのアドバイスは愛する人の電子データは見ない方が良いよ!というのみである。そう、愛していればこそ。