嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

ネコがコタツの中で焼死するのを防いだ件

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雪やコンコン、アラレやコンコン、降っては降ってはズンズン積もる♪

 

ウルサイ。灯油販売の車が爆音でこの曲をかけながら近所を走り回るものだから、たまったもんじゃない。今どき、大阪で石油ストーブを使っている家はあるのだろうか?と不思議に思うのだが、たぶん、近所にやたらこの車が来るということは、結構あるのだろう。


アンニョイな12月。マスオとして大してテンションの上がっていないワタクシは、温かい心になろうと、コタツを買って来た。アパートに住んでいた時から、嫁がコタツを導入することになぜか反対して実現しなかったのだが、心と懐の寒さに耐えきれなくなったので買ってしまった。

 

山善のとにかく安いコタツをルンルン気分でセットしていると、コタツ布団がない。しょうがないので、故舅氏が使っていた羽毛布団を拝借することにした。

 

すると、例によって家庭内監視団の姑氏が、「布団が燃える!」とワケのわからない小言を言い出した。なぜそのような発想を持てるのか不思議で仕方ない。燃えるのは、ワタクシの怒りの炎であり、コタツではない。

 

しかし、ここでまた対立を起こすと内戦の炎が燃え広がり、すでにコタツの中に一番乗りしたネコ氏が焼死するキケンがある。とりあえず無視を決め込んで、夕飯の準備をすることにした。


本日のメニューは心も体も温まるアツアツ豚汁である。激安カナダポークをたっぷりと入れて、味噌汁としてではなく、オカズへ昇格させた豚汁を完成させた。他にも魚やらサラダなんかも準備して、嫁と娘をゴハンできたよ~と呼びに行くと、嫁はコタツでネコと爆睡していた。

 

嫁を叩き起こして夕飯を食べようとしていると、またしても監視団のBBAが「シンクに誰かが油を流した!」と騒いでいる。それは、ワタクシが豚汁から出たアクを取って少し捨てただけであり、騒ぐレベルの話ではない。

 

が、BBAは重大な人権蹂躙が行われたかのような騒ぎっぷりである。ポテチの袋を洗わずに捨てた時もそうだったのだが、なぜか嫁の家系は油について基地外なまでに騒ぎ立てる性癖を持っているようである。

 

12月になり、せっかくクリスマスの楽しい雰囲気を作ろうとしているワタクシの気分は、さっそくどん底まで落ちてしまった。


ワタクシは導入したコタツに潜り込み、尊敬するD・カーネギー先生の名著「道は開ける」を手に取り救いを求めた。すると、暖房装置の音に悩まされて気が狂いそうになった男の話が書いてあった。

 

その男は、キャンプで薪がパチパチと燃える音は愉快で、よく似た暖房装置の音は不愉快に感じることに気が付いた。そして、心の中に新しく愉快な視点を作ることで不快な音を気にしなくすることに成功した。

 

多くのささいな悩みにしたって同じことだ。われわれがそれを毛ぎらいし、いら立つのも万事につけておおげさに受け取るからだ

 

「道は開ける」112ページより引用

なるほど。つまりは、小言という小事に煩わされないため、悩みの力点を変えろということか。今日もBBAが無料奉仕でブログのネタを考えてくれていると思えば、感謝しなければならない気がしてきた。

 

これだ!ワタクシは何をつまらないことでイラついていたのだろう。明日にでも忘れてしまうようなことを深刻に悩んで、時間を無駄にするところであった。


ワタクシの実家は、一年の半分近くはコタツが出してある状態だった。天板をひっくり返せば麻雀の雀卓になるアンティークな仕様の小さなコタツに家族が身を寄せ合って暮らしていた。

 

大概は、カーチャンが肩まで潜り込んでイビキをかいて寝ていたので、なんとかスペースを見つけてコタツに潜り、ニーチャンとアニメとかを見ていた。その内、家族全員がコタツで爆睡してしまい、気が付けば深夜になっているのがパターンだった。

 

特に何もない普通の家だったが、コタツでカーチャンが爆睡している姿を見ると、なんだか今でも安心するから不思議である。


コタツは人を堕落させるが、コタツで寝ていた嫁の姿に、ワタクシは幸福感を覚えた。さっきは、娘氏がコタツに潜ってスマホでユーチューブを観ていた。その姿を眺めていたら、ワタクシはいつの間にか眠ってしまったようだ。

 

コタツを囲んで家族の顔を眺めながら、安心して寝てしまうような家にしたいと思う。中で足がぶつかり合うくらいの密着感が心地よい。小言や意見をぶつけ合っても幸せは生まれない。

 

降っても降ってもまだ降りやまぬBBAの小言と、人生の試練にどう立ち向かうか?枯れ木残らず花が咲く日は近い気がする。今はコタツ記事でも書きながら、ネコがコタツで丸くなっているのをゆっくり眺めることにしよう。