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嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

ワイフが月に一度、凶暴なキツネになる件

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 キツネは賢い動物で、いつもハリネズミを不意打ちにしようとする。昼も夜もハリネズミの周囲をうろつき、襲いかかろうとしている。ハリネズミは餌探しに熱中していて、キツネの狙い通りの場所にやってくる。

 

キツネが飛びかかろうとすると、ハリネズミは身体を丸めて鋭い針を突き出す。キツネは飛びかかるのをあきらめて、トボトボ森の中に引き返しながら、もう次の作戦を考えている。キツネの方がはるかに知恵があるのに、勝つのはいつもハリネズミだ。  

名著「ビジョナリーカンパニー」に出てくる、古代ギリシャの寓話「針鼠と狐」の話を要約するとこんな話だ。

 

はてな村には攻撃的なキツネのような人がたくさんいるような気がするが、あなたはキツネだろうか、ハリネズミだろうか?


それはさておき、ワタクシは今日もハリネズミとなって家で震えている。凶暴なキツネと化したワイフが、近くでワタクシに意味なく危害を加えようと狙っているからだ。

 

こんなときに、不覚にも屁などかまそうものなら何をされるか、考えただけでも恐ろしい。大概、我が家で起こった悲惨な事件の数々は、月に一度の嫁の不機嫌な期間に発生していることは言うまでもない。

 

愛を紡ぐことが得意なワタクシであるが、この期間に限っては得意技の「わかってるよ」攻撃を封印され、稼ぎが少ない!と因縁をつけられ、成すスベなく嫁にブチ切れられる。

 

というワケでハリネズミのように丸くなり、息を殺してブログを綴ることくらいしかできないのである。ほっておけば、凶暴なキツネは昼寝を始めて夕飯時まで寝続けるので、それまでの辛抱である。


本に出てくるハリネズミの寓話は、単に丸くなって守備を固めろと諭しているワケではない。コリンズ先生は、物事を難しく考えずに単純な概念によってとらえなさいよ!という例えとして使っている。

 

これを企業に当てはめると、儲かったからといってゴルフ場を作ったり、事業を多角化したりせずに、得意な事業に集中した方がいいよ!という意味になる。

 

この原則は、もちろん人にも当てはまる。ブロガーであれば、書評が得意な人なら書評に集中して、突然ゲームのレビュー記事を書いたりしちゃダメよ!ということになる。


「針鼠の概念」という本書の中で最も面白くてコアとなるお話で、この概念を基本として、企業経営の様々な指針を教えてくれるのが、ビジョナリーカンパニーという本である。

 

コリンズ先生は、この概念をさらに突き詰めて、世界一になれる分野だけに集中しなさい!とも説く。というより、偉大な企業はそれを理解して特定の分野に集中したからこそ、偉大になったことがわかったよ!と教えてくれる。

 

なりたい分野ではなく、なれる分野を見つけてそこに集中しなきゃイケナイというのがミソである。例えば、男性にはお馴染みのジレットというヒゲ剃りのメーカーがあるが、高度な技術とブランドで世界一になれることに気づいて、カミソリに集中した話などを教えてくれる。


書評ブロガーであれば、いろんな書評を書くのではなく、小説のみの書評、中でも官能小説分野のみ、さらには荒縄を使った話のみの書評といったように、狭くても世界一になれる分野のみに集中しなさいよ!というワケだ。

 

自分が世界一になれる分野が見つかれば、そこにひたすら集中すれば良い。キツネがたまにやってきて、ブログに噛み付こうとすることもあるだろう。そんなときハリネズミの概念を持っていれば、キツネを相手にすることがアホらしくなる。その内、キツネはあきらめてどこかに行ってしまうだろう。

 

そして、ひたすらエサを探すハリネズミのようにブログを書けばよい。ちなみに、ワタクシは競争激しい「嫁ブログ」分野でハリネズミとなり、まっすぐに世界一を目指している。

 

同居している凶暴なキツネに、エサを作らないと噛み付かれるハンデを背負っているが、その分、ただひたすら丸くなるという鉄壁の防御も体得している。そして、ワイフを一途に愛するハリネズミの概念を守り、ひたすら家事をしてビジョナリーな家庭を築くのである。

 

キツネがお腹を空かせているようなので、今日はこの辺で。