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嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

ワイフが晩飯にマクドの冷え切ったポテトを買ってきてくれた件

ビジョナリーワイフ

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ダース・ベイダーは人間の暗黒面を内側にため込み、鉄壁の防御で守ろうとした人の成れの果てであり、逆にヨーダは暗黒面を外側にさらけ出した人の最終形態である。

 

と、なんかの映画でキメッキメッのあんちゃんが、力説していたのをふと思い出したアンニョイな昼下がり。ワタクシはヨーダでありたい。 


先週のWIN10アップデート作業により疲れ果てたワタクシは、現在、暗黒面に落ちている。いちご100%ならぬ、やる気0%でヨーダと化している。

 

ブログに書くネタも尽きて、娘の恥ずかしいシミがついたイチゴパンツに、シミ取りスプレーをシュシュして洗濯機に放り込み、名著「ビジョナリーカンパニー」の3巻を鼻クソをほじりながら読んでいる。

 

ちなみに、今までまったく説明していなかったが、ビジョナリーカンパニーは現在までに4巻発行されていて、副題が順に、

 

  • 1巻「時代を超える生存の原則」
  • 2巻「飛躍の法則」
  • 3巻「衰退の五段階」
  • 4巻「自分の意志で偉大になる」

 

となっている。

 

1・2巻が偉大な企業がどのように成長したのかを研究したもの、3巻が逆にどのように衰退したのか、4巻はマイクロソフトやアップルの話なんかになる。

 

このブログで主に紹介している2巻が一番面白い内容であり、それ以外の巻はよろしければご一緒に!的な感じである。ワタクシがブログのテーマにこの本をチョイスしたのは、タイトルが気に入ったのと、2巻が一番売れたのにあやかってのことだというのは言うまでもない。


というワケで、今読んでいる3巻には、タイトル通り衰退した企業の話が嫌というほど出てくる。ひたすら衰退中のワタクシには、ためになる内容が盛りだくさんである。

 

特筆すべきは、2巻で論じられている飛躍した企業のパターンは決まっているのに対して、衰退した企業はそれぞれ色んなパターンがあること。

 

これをコリンズ先生は、トルストイの名著「アンナ・カレリーナ」の冒頭を引用して、

「幸せな家庭はどれも似通っているが、不幸な家庭はそれぞれ違っている」

と表現している。

 

トルストイのワイフについては、以前ワタクシもブログに紹介した通り、口やかましいワイフであったがために、世界三大悪妻呼ばわりされている伝説のワイフである。我が家のワイフは家事をしないワイフであり、不幸な家庭はそれぞれ違っているのだなぁと、感慨深いものがある。

 

そのうち3巻の詳しい内容も紹介していこうと思うのだが、まずは副題の「衰退の五段階」について、ちょろっと紹介する。


本書では、企業が衰退していくのには5段階があり、順に

 

  • ①成功から生まれる傲慢
  • ②規律なき拡大路線
  • ③リスクと問題の否認
  • ④一発逆転の追求
  • ⑤屈服と凡庸な企業への転落か消滅

 

という道筋を辿るというのが、本論となっている。これを家庭に置き換えると、 

 

  • ①課長になった旦那に忍び寄る女の影
  • ②無理して買った一戸建てに重くのしかかる住宅ローン
  • ③自分はリストラされないという過信
  • ④宝くじさえ当たればなんとかなる
  • ⑤熟年離婚

 

てな感じだろうか?皆さんはどの段階におられますか?


ワタクシは、すでに世の中から一度、消えかかったので⑤にいるワケだが、ちゃんと①から④までの段階を踏んで衰退していった。宝くじなんかは今まで百万円以上突っ込んだが、半分も返って来なかった。

 

本書では、このように企業も人も衰退していくワケだが、その過程が実際の企業でどのように進行したのかを具体的に教えてくれる内容となっている。そしてもちろん、再浮上することもあるよ!という風に締めくくられている。こんな感じに。

 

充分に根拠のある希望

 

衰退の段階に陥っているのであれば、堅実な経営規律に今すぐ戻るべきだ。強大な力をもっているのなら、衰退の初期の現象があらわれていないか、注意を怠らないようにするべきだ。<中略>環境だけで結果が決まるわけではない<中略>

 

もちろん、偶発的な破局にぶつかる可能性はいつもあり、世の中では百パーセント確実な保証が得られることはない。<中略>外的な状況や一時的な後退、過去の経緯、間違い、さらには強烈な敗北にすらも、我々は縛られていない。各自の選択によって自由になれるのである。

 

「ビジョナリーカンパニー③」199ページより引用

 

なるほど。先月の家賃はなんとか払ったものの、今月の絶望的な状況を悲観していても始まらないということなのだろう。堅実に労働に励もうと思う。

 

ワイフとの冷え切った関係についても、一発逆転の発想は捨てて、糸を紡ぐように愛を育む必要があるということなのだろう。本日の晩飯は、ワイフが買ってきた冷えたマクドのポテトであったが、レンジでチンすればおいしく食べられる。

 

そう思えるのもワタクシが、過去に間違いや強烈な敗北を続けて来た経験があるからこそのような気もする。ワイフに暗黒面に引きずり込まれそうになっているワタクシではあるが、自らの選択で自由になろうと思う今日この頃である。


スターウォーズでは、自ら選択する超能力のような力を「フォース」と呼んでいる。フォースを使うことにより、ジェダイの騎士はライトセーバーを操り、敵と戦い未来を切り開く。

 

梅雨のジメジメした天気が続くが、皆さんが暗黒面に堕ちることなく、フォースと共にあらんことをお祈りする。