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嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

午後の珈琲

嫁を動かす-旦那

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「人生は一杯のコーヒーのようだ」

 

職場の同僚がワタクシに語った。彼はその言葉を最後に会社を辞めてカフェを始めた。当時のワタクシは、その言葉の意味を理解できなかったのか、しようとしなかったのか、ふと空を見上げて思うことがある。


アンニョイな平日の午後。ワタクシは近所のマクドで100円のコーヒーをすすりながら本を読んでいる。美味くもまずくもない安いだけが取り柄のコーヒー。

 

店内を見渡すと、いつもと同じメンバーが同じ席についている。文庫本を2、3冊持って毎日、3時間以上コーヒーで粘る50代とおぼしきオジサン。彼はたぶん求職中なのであろう。会社をクビになったことを家族に悟られまいとここで時間を潰している。

 

さらに奥には明らかに風呂に入っていないと思われる自由に生きるオジサン。表に段ボールを満載したリヤカーを停めて、ここで1日1杯のコーヒーをすするのを楽しみにして生きている。

 

もう一人の馴染みはペットのイグアナを連れてやってくる強面のオジサンなのだが、詳しく触れないでおこう。ワタクシもいつもの席に座り、今日もみんなの無事を確認しつつ同じ時間と空間を共有している。


10人いれば10通りの人生があるように、コーヒーの淹れ方も人それぞれこだわりがある。ペーパーフィルターやサイフォン、水出しなんて方法もある。そして、淹れ方次第で味がまったく変わってくる。

 

尊敬するD・カーネギー先生は本にこんなことを書いている。「明日になったらコーヒーがあるとか、昨日だったらコーヒーがあったのにといっても、それは今日のコーヒーでは絶対にないのだ」。

 

人は、昨日のコーヒーが失敗だったとか、明日のコーヒーを買うお金について思い悩んだりしている。今、目の前にあるコーヒーをゆっくり楽しむことなく。


カフェを始めた友人は人づてに聞いた話では、店を閉めてどこかに行ってしまったという。ワタクシもその後、会社を辞めてなぜかマクドで安いコーヒーを飲んでいる。

 

ブラックの苦いコーヒーを飲み干し、人生を一杯のコーヒーに例えた友人の言葉を、今のワタクシは少し理解できたつもりでいる。

 

色んな道具を買い揃えて淹れ方を工夫することもできるし、インスタントでカンタンに楽しむこともできる。ハチミツを入れてもいい。誰かと一緒におしゃべりをしながら飲むコーヒーもあるだろう。

 

香り高いコーヒーがワタクシ達の前には1杯ある。その1杯をゆっくり楽しむことが人生を楽しむ秘訣なのだ。

 


 

※尊敬するホビヲ画伯の美文を今日はリライトしてみました。以下、原文です。

 

無趣味と言われ続けてきた私がコーヒーに目覚めたのは、職場の同僚のひとことだった。「毎週末、家族でマックに行くのだが、コーヒーが最高に美味しいんだ。君、なかなかどうして、あのコーヒーは侮れないものだよ」そう語る同僚の笑顔はまぶしかった。マクドナルドのコーヒーなんて、たかが知れている。「家族で飲むコーヒー」が美味しいのだろう。そのような穿った見方をしていたが、次の週末お店で飲んで驚いた。「うぅぅぅぅまぁあああいいいいいい!!!!マクドナルドのこーひーーっ!めっちゃぁあああああ、うまぁあぁああああああああああああいいいいい!!!!」それ以来、病みつきだ。一日三杯、朝昼晩、来る日も来る日もマクドナルドのコーヒーを飲んだ。飲みまくった。店員さんに、「そんなに好きなら、ご自宅で淹れたらどうですか?」と笑われた。たしかにそうだと思い、帰り道にあるショッピングセンターで、コーヒー関連の器具をそろえた。電気ケトル、豆を挽くためのミル、ドリッパー、ペーパーフィルター、サーバー、マグカップ、スケール、キッチンタイマー、となかなかの出費だった。また、コーヒーの淹れ方次第で、味はまったく異なる。コーヒー関連のサイトをくまなく巡り、数え切れないほどの淹れ方を試した。こだわればこだわるほど美味くなる。手間を掛ければ、香りも、味わいもぐっと深くなる。それが楽しくて、飲み終わったらすぐ次の一杯を淹れてしまう。日々技術の進歩が自分でもわかる。妻に、「そんなに好きなら、喫茶店でもやったらどう?」と苦笑された。たしかにそうだと思い、いま物件を探している。できれば一時期通い倒したマクドナルドの隣に店を構えようと思っている。マクドナルドのコーヒーよりも美味しいコーヒーを淹れて店が繁盛すれば、私は一生健康的でいられると思う。

 

ホビヲログ「コーヒーについて、クラウドで書いてもらった文章をリライトしてみる」より引用

コーヒーについての文章をリライトしてみる、まとめ

 

コーヒーにブライト。