ジングルベル。クリスマスになると口ずさみたくなる歌であるが、もともとはクリスマスの歌ではない。
英語の歌詞を読んでいくと、ソリにファニーブライトちゃんという女の子を乗せて調子に乗って走っていたら、土手にぶつかってひっくり返ったという悲劇の歌であることがわかる。
アンニョイなクリスマス・イブ。グーグルマップでサンタの居場所を確認しながらコタツで温まっている。こんな日にワタクシのブログを読みに来る人もいないと思うので、思い出話でもしよう。
ワタクシはクリスマスにいい思い出がない。小学生くらいまではサンタからもちろんクリスマスプレゼントを貰っていた。が、カーチャンがクリスマス1週間前に近所のおもちゃ屋の激安チラシを見せて、「この中から選んでサンタに電話しないと持って来てくれない」と、夢も希望もないことをしていたので、ひねくれた大人になってしまった。
そして、この時期はトーチャンは家に帰ってこなかった。トーチャンはパン屋をしていたのだが、店でケーキも売っていたのでクリスマスは1年で一番忙しい時だった。帰って来てはいたのだろうが、深夜に帰ってきて早朝には店に出るので出会うことはなかった。
だから、家族でクリスマスディナーみたいなことをした記憶はない。ただ、クリスマスが過ぎると売れ残りのケーキを好きなだけ食べれた。が、死ぬほど食べれる生クリームたっぷりのショートケーキをワタクシはいつしか大嫌いになった。
ひねくれたまま大きくなったワタクシであったが、思春期には彼女と手をつないでクリスマスデートを楽しむようになる。が、ワタクシがクリスマスを嫌いになる決定的な事件が起こる。
早い話が20歳くらいのクリスマスイブのデート中に、ウンコを漏らした。なんでやっちゃったのかわからないが、とにかく屁をかましたらキレイに身が出た。しょうがないので、クリスマスプレゼントに彼女にパンツを買ってもらってトイレで履きかえたのだが、雰囲気も何もあったもんじゃない。
たぶん、ズボンにも汁がついてしまっていたので臭かったと思う。その時の彼女が誰だったのかすら、その事件の印象が濃すぎてもう覚えていない。すぐに別れた気がする。
以来、クリスマスデート自体がトラウマになって、高いレストランでディナーとか特別なことをするのが恐怖になったのである。
時は流れてアラサーとなり、結婚を考えていた大本命の彼女と、トラウマ克服も兼ねてリッチなデートをしたことがあった。場所は神戸のハーバーランド。港から出る豪華客船に乗ってクルージングディナーを楽しむという、関西のアンニョイなカップルではメジャーなデートコースである。
最高のイブの夜になるハズだった。が、夢を乗せた船はタイタニック号となった。その日は天気が悪く船が揺れて、飯を食ってる場合ではなかった。ワタクシはかろうじてウンコは漏らさなかったのだが、彼女が船酔いして甲板に派手にゲロを吐いた。
おかげでワタクシがなぜかブチギレされて、もうデートはめちゃくちゃになった。そして、その子はワタクシの元から去り、新しい男と遥かなる航海に出てしまった。巨乳だった。惜しいことをした。
以来ますます、ワタクシのトラウマはひどくなり、とにかくクリスマスは外に出歩かず、家で静かに過ぎ去るのを待つ日となった。
そして今、またしても何度目かのクリスマスを迎えようとしている。そろそろ、ウンコを漏らすのであろうか?不安と緊張がワタクシを支配しようとしている。ピンチに際してワタクシは名著「道は開ける」を手に取ることにした。
「人間は起こることよりも、起こることをどう評価するかによってひどく傷つくのだ」。そして起こることをどう評価するかは、私たちの心一つにかかっている。
「道は開ける」178ページより引用
なるほど。どのようなトラウマにも自分の心一つで対処できるよ!と書かれている。頭ではわかっていても、根の深い悩みなんかを抱えている人には虚しく響きそうな言葉でもある。
だからといってトラウマを大切に抱えながら生きても、得をすることは何一つない。ちっぽけな心一つをどうすれば変えられるか?その方法をD・カーネギー先生は懇切丁寧に本で説明してくれているのだ。
ワタクシも家事をしない嫁をもらって、結婚自体がトラウマになりそうになったが、先生の教えを受けて、この恐怖体験をジングルベルのリズムに合わせて愉快な経験に変えようと努力している。
落ち込むことも多々あるが、数々の事件をブログに書き残して読者サマには笑いを、自分には思い出を残せるだろう。ブログは心一つを整理にするのに案外役に立っている。
今、隣では世界一の美女、娘氏が鼻クソを食べている。心一つを整理すると、ウンコを漏らしたこともゲロにまみれた思い出も、今の幸せを思えば笑い話である。今夜は美女の好物のカラアゲでも作ってあげよう。ついでにトラウマも揚げて食べてしまおうか。
おまけ
理想人は他人に好意をほどこすことから喜びを得る。
「道は開ける」204ページより引用
Amazonほしいものリストを作りました。読者サマのご好意に感謝します。みどりの小野さん、信じていますよ。